ダイエット

ニートが熱い!

というのが、1ヶ月くらい前に参加した研修会で語られたことであるように思うのです。ニートとはNEAT、NoneExercise Activity Thermogenesisの略で、運動以外の身体活動のことです。どうやらこれが今、熱いらしい。 ヒトはなぜ太るのか。簡単には、摂取エネル…

食後血糖値を抑えると腹持ちするのかどうかについて――理想血糖推移曲線を求めて

わたくしは一応栄養学を学ぶものですので、世にあふれる健康・栄養情報については、快刀乱麻即座にバシッと判断できなければなりません。したがいまして、昨今の人気記事「「ためしてガッテン」がダイエット食品会社を潰しにかかってる件」につきましても、…

カロリー制限したときの活動性が気になる

カロリー制限を行うと寿命が延びる可能性がある、というのは、以前行ったアンチエイジング講座でも話されていたことです。酵母、線虫、ショウジョウバエ、サルに至るまでそういった傾向が見られるので、おそらく人間でも同様の効果があるのではないか、とい…

身体活動レベルの計算と必要カロリー

だいぶ前に身体活動レベル(PAL)の算出についての話をしました。その方法は1日の活動について、各行動をした時間に各行動の動作強度(Af)を乗じたものをすべて足して、それを1日の時間で割るという、誰がそんな面倒くさいことをするんだというものでした。まあ…

基礎代謝基準値の文献を調べてみた

基礎代謝の幅ってどの程度なの? 朝食食べた食べないで(?)簡単に変わってしまうかもしれない基礎代謝ですが、では一体全体、どの程度の幅があるものなんでしょうか。 厚生労働省策定 日本人の食事摂取基準〈2005年版〉で参考文献に挙げられている、日本人…

意外に強力? 成長ホルモンの脂肪分解効果

単純に計算しても、成長ホルモン30%の減少で、1日あたり約200キロカロリーの脂肪が分解できずに蓄積されることになり、1か月でおよそ880グラムの脂肪がついてしまうのです。 (『NHKスペシャル病の起源〈1〉睡眠時無呼吸症/骨と皮膚の病/腰痛』p13) という…

筋トレであがる基礎代謝は案外少ない

ぼくの友人がLAでトレーナーをしていますが、ぼくがメタボ気味でエクササイズを始めた頃、良くアドバイスをもらってました。彼からのアドバイスで一番良く憶えているのが、「筋肉は維持するだけでもカロリーを消費する」ということ。 脂肪を落し、太りにくい…

バナナは血糖値を急に上昇させるのか

先日久しぶりにお会いした北村さん(仮名)は、この間お医者さまから糖尿関係で減量を勧められたそうです。そのとき、少し前から朝バナナダイエットをはじめたと伝えたところ、「バナナは血糖値を急に上げるからよくない」と言われたそうです。 バナナってそ…

集中力か記憶力か――低炭水化物ダイエット

糖分と集中力に関する記事を読んで、そういえばこんなのがあったと思い出しました。 2009.1.5, MEDLINEplusより: 低炭水化物ダイエットを行うことによってヒトの記憶がぼやけたものになる恐れがある一方、注意力や集中力を改善できる可能性があるという研究…

バナナが完全食品なんて初めて聞いた

ばななは完全食品と言われるように、栄養価の高く健康に効果的な食品です。 朝バナナダイエットの効果 完全食品ってそれだけで栄養素が充足できる食品って意味だよね? そんなものあるわけないじゃないというのが普通の感覚だと思うんだけど、とりあえずバナ…

酵素栄養学というのがあるらしい

朝バナナで酵素のことを調べていたら、酵素栄養学というのを見つけた。やさしいバイオテクノロジーに詳しい。特に「酵素栄養学とは何か」と「通説の分子生物学はどのように説明しているのか」を読めば酵素栄養学がどういったものかはわかると思う。 酵素栄養…

朝バナナ追記

アメリカの栄養士が朝バナナダイエットにコメントしているらしい。 ニューヨーク食育&フード事情(元記事) ところで、このダイエットの理論ですが、バナナに含まれる果物の酵素と食物繊維が消化を早めるために減量にも効果があるということだそうです。 バ…

朝バナナの疑問

よく果物をたくさん食べるというと、果糖で太ることを気にする方がいますが、果糖は代謝があがり、脂肪燃焼の促進に効果的です。 朝バナナダイエットのやり方 「果糖制限食は減量を促進するかもしれない」や「解糖系のお勉強」で見たように、フルクトース(…

果糖制限食は減量を促進するかもしれない

英語の勉強をかねて、国立健康・栄養研究所の海外最新ニュースから気になった記事を訳してまとめてみた。英語の不出来に関しては栄養学のそれを上回ると思うので、正しい内容を知りたい人は原文をあたってください。 フルクトースの代謝の説明に関しては以前…

アトキンスダイエットは

こっちのほうも影響してると思うんだけどね。 もし私達が、身体が対処しうる以上にたんぱく質を摂取すると、身体はそれを分解し、ケトン体、尿酸、アンモアニなどの有毒副産物を大量に産生するとともに、ミネラル損失も起こる。有毒副産物は食欲を低下させる…

食事相手がいると食べる

平均的に見て、食事の相手がひとりいる場合、いないときに比べて約三五パーセント多く食べる。 (『そのひとクチがブタのもと』 p103) 家族で楽しく夕食を。なんてしてたらお父さん太っちゃうよ! メタボ父さんのためには、ほかの家族でご飯を食べ終わった…