ケトン体補足

肝で作られたアセチルCoAは2個結合して、
(略)
の2つの反応を経てアセト酢酸を生じる。これが肝以外の細胞に運ばれて、TCAサイクルのところで出てきたサクシニルCoAと反応して、アセトアセチルCoAに戻り、さらに分解されて2・アセチルCoAになる。
(『生化学 (チャート基礎医学シリーズ (7))』p28)

 略した部分は反応式で、要するに二つのアセチルCoAがアセトアセチルCoAになり、アセトアセチルCoAが水と反応してケトン体であるアセト酢酸になると。つまりもともと肝以外の細胞でβ酸化されたものはいざ知らず、肝でβ酸化されて肝以外に運ばれるときには必ずケトン体なんだ。