2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

脚気が想像以上に怖かった

栄養士を養成する学校でも、また管理栄養士の参考書でも、栄養学史に軽く触れることがあるのですが、そこでは3人の日本人が登場します。栄養研究所を作った佐伯矩、食事によって脚気を予防した高木兼寛、脚気を予防する成分オリザニン(=ビタミンB1)を発見…

ミルクアルカリ症候群について

20世紀の初め頃に、 胃潰瘍の治療のために、 牛乳とマグネシウム製剤とを、 一緒に飲むという治療がありました。 マグネシウム製剤には、酸を抑える働きがあります。 牛乳は栄養を付け、粘膜を保護する、という目的ですね。ところが、その治療を受けた人の中…