2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

集中力か記憶力か――低炭水化物ダイエット

糖分と集中力に関する記事を読んで、そういえばこんなのがあったと思い出しました。 2009.1.5, MEDLINEplusより: 低炭水化物ダイエットを行うことによってヒトの記憶がぼやけたものになる恐れがある一方、注意力や集中力を改善できる可能性があるという研究…

そういえば、鎌形赤血球で出てきたペントースリン酸回路

そういえば以前読んだ本に『辛いもの好きにはわけがある 美食の進化論』というのがあって、そのなかでどうもペントースリン酸回路に関係するような記述があった気がしたので、再び図書館で借りてみました。 確かに記述はありまして、それは第三章の「ソラマ…

正しい健康情報を見分けるためのビンゴ大会

使用するのは、以下の25項目になります。 民間食法を見破る16の忠告 今まで買おうと思ってもいなかったものを、買ってくるようにという。 看板だけが大袈裟なニセ専門家。通常何の意味もない研究所や協会名を用いる。 ほとんどの病気は、食事が悪いか間違っ…

食品エネルギーの計測法

いきものがかりのダイエット担当の人が「カロリーは特別な箱の中で燃やして計る」と言っていたのを聞いて、そう言えばエネルギーの計測法が全然記憶にないことに気がつきました。やれたんぱく質はケルダールだ、やれ脂質はソックスレーだと仕込まれて実験し…

ペントースリン酸回路のお勉強

先日は 赤血球はミトコンドリアを欠いており、それ故、つねに(嫌気性の)解糖とペントースリン酸回路に完全に依存している。 (『イラストレイテッド ハーパー・生化学 原書27版』p154) なんてことを引用しながら、やはり毎度のようにその文章をちゃんと理…

脳はどこまでケトン体で生きられるか

たとえば、朝食に炭水化物を摂りましょうなんていう言説があるわけです。脳はブドウ糖しかエネルギーにできない、朝食に炭水化物を摂取して脳に糖分を与えて脳を目覚めさせましょう。といった具合です。でもこれは真実とはかけ離れていて、栄養学の講義を2,3…