チアミナーゼ論文からのどうでもいいメモ

「昆虫チアミナーゼの研究*1」より

 この実験は、アフリカの蚕で強力なチアミナーゼが見つかったことから、じゃあ日本で食べられている昆虫はどうなのかというので、

の3種類について調べたものなのですが、

アシナガバチの幼虫は武蔵丘短期大学敷地内に生息していたものを巣の駆除をかねて採取したものを供試材料とした。

とあります。

「今度、食用の昆虫使って実験するんだけど、なんかいい試料ない?」

「そう言えばB棟の裏にアシナガバチの巣があるでしょ。ちょうどいいから駆除がてらそれ使えば?」

なんて会話がされたに違いなく、実験には全然関係ないけど、やっている先生の姿が浮かぶよいエピソードだと思います。

 また、こちらは少し本筋と関わるのですが、

アフリカ野蚕の幼虫のチアミナーゼは強耐熱性で、加熱調理後もヒトに健康障害を起こしている

と言いますから、アフリカでよくわからない幼虫を勧められたときには、加熱してあっても、またそれがいかに美味なものであっても、慎みをもって召し上がるがよろしいかと思います。