生体膜は、食事脂質の脂肪酸組成を反映する
たんぱく質などはアミノ酸レベルまで解体されたのち再構築される。豚由来だろうが魚由来だろうが蛇由来だろうが、たんぱく源となった食品のアミノ酸組成などは反映されない。
でも、脂質は違う。生体膜は食事脂質の脂肪酸組成を反映すると、このようにおっしゃる。したがって、
魚を食べれば魚の、ブタを食べればブタの、ウシを食べればウシの脂肪酸組成が、そのまま、私たちの体を構成する100兆個の細胞の細胞の膜組織に置き換わるのである。
(同上)
なかなかにかっこいい言葉です。
ただ、一応不飽和かとか鎖延長とかできるわけだし、食事由来そのままの脂肪酸組成ってことはないんじゃないかと思うんですが。実際はどうなんでしょうねー、という疑問を提示するだけのゆるい更新なのですよ。
*1:ジャパニーズ・パラドクス,奈良文化女子短期大学紀要 37, 139-148, 2006-11-00