マクガバン報告って!(農水省の日本食文化テキストによると!)

 以前書いたように、マクガバン報告については少々の権威が来たところでゆるがないのですが、農水省さまの日本食文化テキストなるものを読んでいたところ、

その結果、アメリカ人の食生活に警鐘を鳴らしたのが1977年のアメリカ上院に提出された「マクガバン報告」である。このレポートには日本について何も書かれていないが、当時アメリカ人が直面していた食と健康の問題点から見て、日本の食文化がアメリカよりはるかにすぐれていると考えたのが、日本の食生活研究者たちであった。
農林水産省『日本の伝統的食文化としての和食』

と、このようにおっしゃっていました。

 なんか、わざわざ「日本について何も書かれていないが」と記すところに、その手の情報を正そうとしたのかなとの若干の邪推をしてしまいます。

 というわけで、マクガバン報告って「元禄時代サイコー!」と言っていないどころか、日本についてまったく触れてないんですよ奥様! 日本の食文化のほうがいいと考えたのは「日本の食生活研究者たち」ですからね!