トマトとトマトピューレの比較

そもそもピューレとはフランス語で野菜などをつぶして裏ごしにし、とろみのある滑らかな半液体状にしたものを指します。

トマトピューレとは、トマトをピューレしたものなのです。
(略)
それにしても、6キロのトマトを使ってトマトピューレが1.5キロしかできないなんて、ビックリです。

トマトピューレ、ホールトマト(水煮)の作り方

 6キロが1.5キロなんだから、その分栄養素だってかなり濃縮されていて、なんだったらトマトを食べる変わりにトマトピューレを飲む健康法だって栄養学的にいけるんじゃないかと思って調べてみれば、

エネルギー(kcal) 水分(g) たんぱく質(g) 脂質(g) 炭水化物(g) 食塩相当量(g) βカロテン(μg) V.C(mg) 食物繊維(g)
トマト(果実、生) 19 89.0 0.7 0.1 4.7 0 540 15 1.0
トマトピューレ 41 86.9 1.9 0.1 9.9 0.2 630 10 1.8
トマトジュース 17 94.1 0.7 0.1 4.0 0.6 310 6 0.7

主だったものに関してはこんな結果でした*1。その他、ミネラル類等でピューレのほうが多いものの、6キロ→1.5キロと言われて期待するほどではありません。調理・保存の損失はかなり大きいようです。

 まあ、飲むのに一番の問題は、煮詰めてあるので当然のように水分が少ないこと、同じ理由から味が濃くて喉が渇きそうだってことでしょうか。

 もちろん実践はしません。飲むもんじゃないし。

*1:すべて100gあたりで。「五訂増補に本食品標準成分表」より。参考のためにトマトジュース併記。