2008-09-27から1日間の記事一覧

果糖はインシュリンによる制御を受けることなく

っていうのがどういう意味を持つのかはわからない。

グリコーゲンローディングの話

ただ単に体内に貯えられるグリコーゲン量が増えるのかと思ったら、違うんだ。 通常グリコーゲンはグルコースのα1→4結合の直鎖が、α1→6結合で枝分かれをしながらつながってる構造になっている。この枝分かれのおかげで、多くの場所で分解が起こって短い時間に…

過剰なエネルギーはグリコーゲンと脂肪、どっちに貯えるとどう決まってるの?

という疑問があるのだけど、解糖系のお勉強で出てきた解糖系の律速段階のひとつに、グルコースをα-D-グルコース 6-リン酸に変えるヘキソナーゼがある。これによって細胞はエネルギー産生に必要なだけのグルコース 6-リン酸を手に入れてるけど、肝細胞にはこ…

解糖系のお勉強

グルコースの代わりにスクロース(ショ糖)を与えると、フルクトースは解糖の調節点ホスホフルクトキナーゼを通らずに脂質合成経路に流れるので、脂質合成が亢進する。 (『イラストレイテッド ハーパー・生化学 原書27版』p220) なんてことを引用しながら…

マロニルCoAが毒性あるなら

果糖はインシュリンによる制御を受けることなく、腸から肝臓へ運ばれて代謝される。果糖はまず、アセチル・コエンザイムAになり、それからクレブス回路に入る。 アセチル・コエンザイムAが肝臓のクレブス回路で処理し切れない場合、以下のことが起こる。 二…

METsについて

運動強度の目安METsは国立健康・栄養研究所の運動ガイドラインプロジェクトで詳しすぎる表が見られるようになってる。これによると、時速8kmのランニングは8.0METs、時速10.8kmのランニングは11.0METsになる。 最近少し走るようにしてて、そのとき気をつけ…

高脂肪食を食べるとエネルギー代謝が亢進されるというけれど――特異動的作用

褐色脂肪細胞は体内の余分なエネルギーを燃焼し、熱として放出させる組織なので、高脂肪食を食べると2倍くらいに大きくふくらみます。 (略) つまり脂っこいものを食べると、体は自動的にエネルギー代謝を促進させますが、にんにくを一緒に食べるとさらに代…