安全

千葉県の給食1食分の放射能検査結果について

どうやらもう何ヶ月も前の記事だったですが、FOOCOM.NETの『NHKすわ方針転換か!「あさイチ」食卓丸ごと調査でわかった安心とは?』という記事を読みました。とかく食品の放射能汚染についてネガティブに伝えていたNHKの番組「あさイチ」が、全国7家族(福島…

食中毒原因菌の生存温度について

疑問の発端はCooking for Geeks ―料理の科学と実践レシピ (Make: Japan Books)の記述 130°F/55℃ 食中毒原因菌が生存できる温度の上限 (『Cooking for Geeks』 P148) これって本当なんでしょうか。それというのも、少なくとも大量調理施設においては、ノロ…

お茶が危ないとかどうとか

はてなで見つけた記事によれば、静岡県知事の発言が問題になっているとか。なんでも、お茶っ葉から基準値を越える放射性物質が検出されたことに対して、「仮に1,000ベクレルだとしても飲用茶にすれば10ベクレル程度になる。飲んでも全く問題ないと考える」と…

リスクコミュニケーションが腑に落ちた

リスク理論入門―どれだけ安全なら充分なのか作者: 瀬尾佳美出版社/メーカー: 中央経済社発売日: 2005/04/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 65回この商品を含むブログ (4件) を見る いろいろと素晴らしい本だと思うのですが、わたくしにとってなにが一…

食品の安全性に対して支払ってもいいと考える金額は、教育水準によって異なる

というのは、『食品の安全性を考える』*1で紹介されているノースカロライナ州立大学の研究です。食品のリスクが1/3に減少すると証明されれば、今ある商品に対するよりもどの程度追加的に代金を支払う意思があるかを調べたらしいのですが、結果は以下のように…

NOAELってなんだっけ?

実験動物に農薬の一定量ずつを長期間(ラット、マウスでは一生涯のほとんどすべての期間)にわたって毎日摂取させ、血液や生理機能、また、身体の組織などを科学的に詳細に調べることにより、一生涯にわたって毎日それを摂取させても当該動物に何ら悪い影響…

輸入食品の違反件数・割合を、今度は地域別に見てみた

(2002年(平成14年)における輸入食品について)違反件数は検査対象のわずか0.1%程度であることがわかる。なお、違反の地域別割合では、件数と割合ともに近隣のアジア諸国からの輸入品が多いことをつけ加えておこう。 (『食品の安全性を考える (放送大学…